食アド®公認講師 副代表
熊崎 稔子
“光陰矢の如し” 『食アド®二十歳』から、はや5年になります。
この5年を振り返ってみますと、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)のパンデミックと言われる世界的な流行により、社会活動、経済活動、教育などが大きく影響を受け、日常生活の価値観が大きく変わりました。2024年5月にコロナが5類感染症に移行し、コロナ前の生活が戻りつつありますが、コロナ禍を経た価値観の変化を踏まえて物事を捉えていく必要性を感じています。さらに物価高、エネルギー高、生成AIの進化なども今後の生活や働き方に影響していくことでしょう。
また直近では、2025年元日の能登の震災がありました。ニュースなどで避難所の光景が放映されますが、本当に心が痛みます。人が生きていくためには、食物の摂取と排泄が不可欠です。食生活アドバイザー®は女性の資格保有者が多いので、「女性目線での避難所運営」に携わっていただくことを切望します。栄養や衛生、食中毒予防について学びましたね。皆様に活躍していただくために、今後、災害時の食事について食アド®Academy等で取り上げていきたいと思います。自分自身を、家族を、近所の方などの生活守るために、食アド®プラスαの知識を一緒に学んでいきましょう。