FLAネットワーク®協会
事務局長
寺嶋 利行
検定事務局長という立場でこの5年間を振り返ると、何と言ってもコロナウイルスへの対応でした。想定外どころか、まさかの緊急事態宣言。社会活動がかなり制約を受けざるを得ない状況で、検定試験は多くの受験者が会場に集って行いますので、会長が最終決断されるわけですが、2020年7月の第43回検定は11月に延期することになり、11月に予定していた第44回検定は初めて中止となりました。検定の他にも、食アド®ゼミナールや食アド®Academyなど、いくつかのイベントを中止・延期せざるを得ませんでした。
その後、国家資格などの試験運営対策を参考にしながら、衛生管理など最大限のコロナ対策をして検定試験を開催できたのが非常に思い出深いです。
在宅時間の増加によって資格の需要が増えたこと、ユーキャンさんのCMでタレントさんが受験して社会的知名度が上がったこと、検定試験の運営等への評価、それらの相乗効果だと思いますけども、社会的には高い評価をいただき、受験者数はむしろ増えていきました。さまざまなマイナス要素がありながらも、検定試験としては極めて順調に運営を継続できたということは、本当に関係各位への感謝しかないという思いです。
20〜25年の間に、公認講師の方々の実力が飛躍的に伸びたのを明らかに実感しています。竹内会長が年月をかけて着実に進めてきた取り組みが実を結び始めていることの現れだと思います。30年に向けて、受験者・合格者の拡大と並行して、食アド®を取得した方がさらに見識を深め、スキルアップ、キャリアアップしていけるよう、講座や制度、さらに協会の体制も充実させていきたいと考えております。
引き続きご協力、ご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。